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書籍「教養は書にあり、書はなおも押入れに留まりて在り」

教養とは、岩波の国語辞典によれば「学問、知識をしっかり身につけることに
よって養われる、心の豊かさ」だそうな。
但し「一定の文化思想のもとに」とある。
ここが肝で、学業や情報の取得に励むだけでは教養人にはなれない。
世の多くの人々が望んで叶わぬハードルの高さがここにある。

にもかかわらず、今からおよそ40年前、私は、生来のずぼらの本領を発揮して、
なんともイージーな挙に出た。

社会人となって最初の年、1970年、大阪万博の年である。
目にしたのは教養全集の広告。
それは、
『日本教養全集』 全18巻 角川書店発行
監修 会田雄次  遠藤周作  小松左京
なるもので、昭和45年から昭和49年かけて順次配本されるという
ものであった。
私の中で、これを買うこと即ち、教養人への道と、なんともお手軽な思考回路が
形成されてしまった。
なにしろ、世に名だたる、そうそうたる作家、学識者、文化人、詩人諸氏が
そこに、論を張っているのだから。

その全集が、40年の時を経て、押入れの奥から出てきた。
その装幀デザインは今見ても見事である。
文字だけの一見素っ気ないものだが、デザイナーの手によってセンス良く
字詰めされた版下から、上質なグラフィックが生み出されている。
今どきの、パソコンフォント頼みのお手軽デザイナーにはまず無理な仕事だ。

教養全集縮小

残念ながら、この箱カバーは少々ダメージ受けていた。
しかしながら、本そのものはとてもキレイな状態であった。
なぜなら、ほとんど読んでいないのだから。
何しろ、購入動機が不純で、さらにいつの頃からか、ツン読効果に期待する
ようになっていたのだろう。
むろん、そんな効果のあるはずも無く、今日に至っているのだが。

初回配本から40年余りの時を経てタイトルを眺め回していたら、
それだけでもおりおりの時代感や、著者たちの文字遣いのこだわりなどが
ほの見えて、なかなか興味深い。
ま、読んでいない言い訳的感想にほかならないのだが。

タイトルと著者のイメージの組み合わせを結構おもしろいと感じるのは、
この年齢故だろうか。
退屈しのぎに、たった一行、タイトルだけの教養の旅に、ちょいと出かけて
みませんか。

●1巻                  
三太郎の日記     阿部次郎     
愛と認識との出発   倉田百三     
人生論ノート     三木 清         
●2巻
愛の無常について   亀井勝一郎
考える葦       串田孫一
人生の不条理について 矢内原伊作
平生の心がけ     小泉信三 
極限と日常      高橋和巳
●3巻
恋愛指南       水上勉
友情について     堀 秀彦
青春とは何か     羽仁 進
愛のパンセ      谷川俊太郎
●4巻
愛の倫理       瀬戸内晴海
誰のために愛するか  曽野綾子
いのち流れるとき   藤原てい
愛の勇気と英知    石垣綾子
●5巻
自殺について     唐木順三
虚無と絶望      埴谷雄高
生と死について    椎名麒三
現代の不安と苦悩   佐古純一郎
●6巻
もの思う葦      太宰 治
堕落論        坂口安吾
片目の哲学     なだいなだ
家でのすすめ     寺山修二
●7巻
なまけものの思想   安岡章太郎
ぐうたら生活入門   遠藤周作
軽薄のすすめ     吉行淳之介
賭博的人生論     山口 瞳
●8巻
若きサムライのために 三島由紀夫
男性狂気論      会田雄次
男性的人生論     立原正秋
男の世界       石原慎太郎
●9巻
女性に関する十二章  伊藤 整
女性待望論     三浦朱門
解剖学的女性論    渡辺淳一
わたしのオンナ革命  富岡多恵子
●10巻
梅は咲いたか     丸谷才一
眼と皮膚の記憶    開高 健
未来への地図     小松左京
●11巻
不浄理の門      野坂昭如
風に吹かれて     五木寛之
身勢打鈴を拝す    李恢成
●12巻
私の動物放浪記    戸川幸夫
高崎山のサル     伊谷純一郎
われら動物みな兄弟  畑 正憲
●13巻
求道と快楽      亀井勝一郎
懐疑と信仰について  武田泰淳
聖書のなかの女性たち 遠藤周作
        
狭き門よりはいれ   三浦綾子
●14巻
ものの見方について  笠信太郎
何でも見てやろう   小田 実
現代の大和ごころ   林屋辰三郎
梅原 猛
梅棹忠夫
上田正昭
創造的日本文化論   梅原 猛
●15巻
無常という事     小林秀雄
古きもののこころ   井上 靖
日本の伝統      岡本太郎
風雅と幽玄      白洲正子
●16巻
二十歳のエチュード  原口統三
意志表示       岸上大作
詩と反逆と死     大宅 歩
●17巻
日本人畸形説     岸田国士
日本人の意識構造   会田雄次
裸の日本人      佐藤忠男

●18巻
菊と刀        ルース・ベネディクト
日本人とユダヤ人   イザヤ・ペンダサン
サクラと沈黙     フセヴォロド・オフチンニコフ

便利な時代である。
興味を覚えた著者のプロフィールや著作などは、ネットで瞬時に知ることができる。
彼らの背景にあるものがわかれば、ここに論じられていることが
理解しやすくなるかも知れない。

老い先短かく、暇な時間は長くなる一方の私であるから、
ちゃんと読み進んで行けば、墓に入る頃には、いっぱしの教養人に
なれているかも。


■日本教養全集 古書としてまだ流通している
 ようだ。
 だいたい500円以上の値が付いている。
 リッパ!



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宮崎あ●い

6W901Wh8
宮崎あ●い激似の超カワイコとやったったwww
マジ興奮しまくりしwww
http://H28C5DMq.you-stream.net/H28C5DMq/
プロフィール

テッペン爺

Author:テッペン爺
昭和22年(1947年)
京都に生まれ、
芦屋に育ち、大阪を経て
現在は芦屋に在住。
身長178㎝ 体重75㎏
販促企画のプランナーとして
適度に活躍(?)して33年。
現在に至る。

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