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生きもの達「嗚呼サンザンオールスターズ、鎌倉大路でトンビにクレープ」

秋に、でも真夏のように暑かったけれど、神奈川の娘夫婦の家を訪れた。
ラムは凶暴であった。
娘からメールで送られて来た愛くるしい写真とその名前で、天使のごときインコを
勝手にイメージしていたのだが。
鳥 ラム
こいつの攻撃、敢闘精神は半端ではない。
恐ろしい勢いと力で手やら首やらをついばんで来る。危うし頚動脈。
カーテンを結んでいる紐などお茶の子さいさいで解いてしまう。
電気コードのビニール皮膜もくるりとむいてしまう。(焼き鳥になる日も近いな)
どうも、自分の相対的なサイズが認識出来ていないようだ。
イエローストーン国立公園に連れていったらグリズリーにだって、
立ち向かうだろうな、きっと。
ま、こんなやんちゃ娘(まだ性別不明だったが)は鳥かごに放り込んでおくとして。

娘夫婦が湘南へ連れて行ってくれるという。 
家の前の駐車場へ出ると、大きなドラ猫が悠然と横切って行く。
駐車場に住み着いた野良で名はアラシ。とっさのことで写真は撮り損ねた。
なぜかいつも娘婿の車の下を本拠にしていて、まるで車上荒らしみたいなので、
彼がアラシと名付けたそうな。う~ん、そうくるか。
ネーミングの新しい切り口を教えられたような気がする。仕事に応用してみよう。

ま、猫もほっといて、いざ湘南へ。
走ることおよそ一時間。なるほど、海辺の街は洒落ている。
サザンのふるさとだ。
桑田のチャラさ、むべなるかな。(悪口にあらず、大ファンで、カラオケで20曲は唄える※)。
※ TSUNAMI(当分の間封印)、黄昏のサマーホリデイ、彩、LOVE AFFAIR, 真夏の果実、
  栞のテーマ、真夜中のダンディー、キリがないからやめた。

ここいらのサーファーのステイタスはやっぱビーチクルーザーにサーフボードだな。
海っぺに住んでることが誇示できるからね。渋いところでミゼット(稲村ジェーンかよ)、
そしてバイクそれも横にリヤカーみたいなキャリア付けたヤツ。
あとは、ピックアップトラックやアメ車のステーションワゴンもOK。
イモはランクルやパジェロみたいな4躯でやってきて砂浜に乗り入れるバカ。
海ガメさんたちに謝れ!

そして、ご当地定番、江ノ島へ。
おお、ここは寺社参拝の島であったか。
これぞ日本の門参密貝(モンサンミッシェル~ぐるじぃ~)
島に入ると、さっきまでの湘南テンション、若者ぶりっこはどこへやら。
参道の店で生しらす丼に舌鼓を打つジジイへと、いとも簡単に戻ってしまった。
さらに、知らなかったことがあった。
ここは猫の島。それも、捨てられた猫たちの。
なんか表情に乏しい感じがしてたのだが、そいうことであったのか。
島の人たちがボランティアで去勢や治療の費用を負っているという。
募金箱があったので、当然私も大枚をはたいた。チャリンて音がしたけど。
心の傷を癒すことも含めて、猫たちは島内で自由気ままにくらすことができる。
江ノ島猫縮小1
江ノ島猫縮小2
江ノ島猫縮小3
江ノ島猫縮小4
江ノ島猫店頭縮小
こんな風に、店先の商品の上でご休息あそばしてもOKだ。
これはこれで客寄せにもなるし、店の手伝いみたいなものだ。

ニャンコにバイバイして最後は鎌倉へ。
関東の多くの人たちにとって、その閑静な佇まいの街は、いつかは住みたい
憧れの地だ。
もっとも、鎌倉駅界隈は表参道並みの賑わいではあるが。
そして、その賑わいの中、鶴岡八幡宮からまっすぐに伸びる若宮大路の交差点で
コトは起こった。

娘はダンナと肩を寄せ合って信号待ち。
彼女の手には買ったばかりのお気に入りのクレープ。
それを一口パクリ、う~んオ・イ・シ・イ。
が、そこまでであった。

道路脇の照明灯にとまりし、鎌倉に代々住まう由緒正しきトンビ殿は、
その狙い過たずー(パンパンパンパン、パパンパパンパンスッパンパ~ン ― 講談調) 
娘の手から見事にクレープを掠め取っていったのである。
最近は、とんびの間でも油揚げよりスイーツのようだ。
お見事!信号待ちをしていた多くの観光客は心の中でそう思ったに違いない。
娘には内緒だが、私もそう思ったし。
当の本人は、衆目の中で恥ずかしや、その手口に怒り心頭、その味に未練、と
かやくご飯のごときごっちゃまぜの心境であっただろう。

ささ、そんな鳥のことは忘れて、家に帰ろう!
あ。戻ったらあの鳥、ラムがいる。
カラダこそ小さいがその度胸たるや、とんびを凌駕している。
ラムと鎌倉とんびの空中戦。
う~ん、見てみたい。

■浜辺には4躯ではない、こちらのJeepで。
 街乗りするときはサドルを盗まれないよう
 気をつけましょう。

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プロフィール

テッペン爺

Author:テッペン爺
昭和22年(1947年)
京都に生まれ、
芦屋に育ち、大阪を経て
現在は芦屋に在住。
身長178㎝ 体重75㎏
販促企画のプランナーとして
適度に活躍(?)して33年。
現在に至る。

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