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人「過失×発想力×決断力=奇跡―その2」

ハドソン川の奇跡
2009年1月、オバマ大統領就任式の数日前。
150名の乗客を乗せたUSエアウェイズのエアバスA320は
ニューヨーク、ラガーディア空港を離陸直後、バードストライクに
みまわれた。
これにより両翼のエンジンはフレームアウト(停止)。
充分な高度に達しないまま全ての動力源を失った機体で
飛行を続けることはできない。

離陸上昇中の完全なフレームアウトへの対処法はマニュアルには
無い。
航空管制官は近くの小さな空港への着陸を提案する。
彼らはその職業柄、能吏ではあるが発想力に欠けるきらいがある。
考えることは、どの「空港」に降ろすかということである。

低高度で機体が推進力を持たないため、市街地への墜落を危惧した
機長の判断は、ネガティヴであった。
彼は、眼下に流れるハドソン川への着水を決断する。

ただし、河川や海への着水もまた緊急時のマニュアルでは想定
されていない。
水は柔らかな液体であるが、200キロ近い速度で接する水面は
地面と同じ堅さとなり、胴体着陸と同じ状態となる。
さらに、エンジン等が水中に潜り込めば、それが抵抗となって
機体はバランスを崩し、容易に転覆、破壊されてしまう。

機長は接水時の抵抗を抑えるべく、高度の無い中、ハドソン川の
川下に向けて巧みに機体を旋回させる。
そして、機体の尾部から着水。
両翼のエンジンポッドが水面に触れないよう、
その姿勢を可能な限り続け、滑るような見事な着水を果たした。
鳥にエンジンパワーの全てを奪われ、ハドソン川に着水するまで、
その時間は、わずか3分であった。

この3分で、機長は、エンジンの再点火を試み、状況を把握し、
地上への連絡を行い、地上への被害を考慮し、マニュアルには無い
川への着水を発想し、それを決断し決行したのである。

福島原発が現在の状況に陥って、1カ月もの時が過ぎ去った。
この過失に、発想し決断する機長(リーダー)は見当たらない。



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プロフィール

テッペン爺

Author:テッペン爺
昭和22年(1947年)
京都に生まれ、
芦屋に育ち、大阪を経て
現在は芦屋に在住。
身長178㎝ 体重75㎏
販促企画のプランナーとして
適度に活躍(?)して33年。
現在に至る。

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