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映画「R・スコットが私に刑事役をくれた!?ブラックレイン」

今からおよそ20年ばかり前、映画「ブラックレイン」が公開された。
ロケの大半が大阪ということで、関西は大いに盛り上がった。
吉本をはじめとする関西系の芸人や役者が大勢起用され、その中には今や名脇役として
活躍中の國村隼さんもいた。

同時に多くのエキストラが大々的に募集され、その中に私もいた。
いちびって同僚と応募したのである。
応募条件は、写真添付という念の入りようであった。(エキストラなのに)
採用通知が来てびっくり。自前の自転車で堺の新日鉄の工場まで来いという。
アホらしいから断ると、深夜の戎橋ロケにと乞われた。
橋を埋めつくす野次馬の一人として。
ところが、現場に行くと、知り合いの男性外人モデルがいた。
「ロンドンへ帰る言うてたのになんでここにおるねん」てな事をKansai Englishで言うと
主役のマイケル・ダグラスのカメリハ用のスタンドインとして雇われたと言うではないか。
顔つきは全然違うが、身長やボリューム感が似ていたからだと思う。(監督と同じイギリス人だし)
で、やおら彼は「紹介する」と言い放ち、私を、監督リドリー・スコットのところへ連れて行った。
いやもうびっくりしたのなんの。握手をして、もぞもぞと「光栄です」てなことを言った。
通じてたのかどうかは知る由もない。
その場を離れると、後ろから日本人の助監督が追いかけてきて、監督があんたを刑事役に使えと
言っておると告げられた。またもや、びっくり。

私は御堂筋の西側に待機しているロケバスに連れ込まれ、ゲイの日本人スタイリストに
白のワイシャツを着せられ、ネクタイを締められ、顔面を少しパフられ、おまけに
「素敵♡」なんぞと言われても、相手が相手だけに、なんともはやのシチュエーション。
コートは私のコロンボ風のものでそのままOKとなった
ロケは、戎橋(通称ひっかけ橋)のキリン会館前、現在は建て替えられH&Mが入っている。
現場は、白バイやさまざまな警察車輛が置かれ、警官、刑事、新聞記者役のエキストラでごったがえしている。

私は、戎橋をふさぐように停められたパトカーの前で待機するよう指示された。ここでこの日最大のびっくり!
パトカーにもたれかかって待っている私の横に、高倉健、アンディ・ガルシア、主演のマイケル・ダグラスがやって来た。
私を含めてこれが、日米の刑事チームなんだそうな。
ど素人の私がこの3人とともに、ナイトクラブに見立てたキリン会館に突入して行く!って、え~~
それも縦一列に密集して、私は殿(しんがり)を務めさせられた。
これを何回もやらされた。
この間、4人ずっと一緒だが、待ちの時は、健さんもマイケルも無言。アンディは陽気でジョーク(わからんけど)を飛ばし
続ける。実は私は、アンタッチャブル以来彼の大ファン。イメージ通りでよかった~

次のシーンでは、参考人のチンピラをキリン会館から連行しパトカーに放り込むことに。
新聞記者がまとわりついてくるのを押しのけながら、「長さん、誰なんすか彼」「だめだめ、後で、後で」などと勝手に
台詞をまわしていく。う~ん、ど素人にここまでやらすか
どこかの劇団に所属しているとおぼしき新聞記者役の青年が、どちらの劇団の所属かと聞いてきたので、
一般応募のただのエキストラだと言うと、唖然として声も無く去って行った。

私の出番はこの日だけ
翌日の夜、この日も出番のある同僚の応援に出かけると、白バイ警官や他の刑事役の人たちが「ごくろうさまです」と
敬礼して来て、びっくり。
主演級のスター達とウロウロしていたど素人は、地域限定でちょっと有名になっていた。

撮影が終わると、待ち遠しや公開日。
優先的に試写会のチケットがもらえたので、試写会場にとんで行った。
場所は、今は無き、朝日放送のABCホール(移転)。
映画がはじまって間もなく、それはびっくりどころでは無く、衝撃となって私を襲った。
あの私の渾身の演技の、主役級3スターと共に演じた、あのシーンが、見事に本編には無かった!
聞くところによれば、監督のお気にめさなかったらしく、ロスで撮った別のシーンを
使ったらしい。私のせいであろうか?

それにしても、本当に忘れ難い思い出である。
私はこの十数年、ボツになったフィルムから登場シーンを捜してもらうべく、「探偵ナイトスクープ」に投稿するべきかどうか、
煩悶し続けて来た。
ま、見つかっても、スター3人の顔も出るので、放映は困難だと思うけれど。
私のまわりにいる誰かの、こんなオヤジが、こんなタワゴトをほざいているので確かめて、てな番組への投稿に
期待するばかりである。トホ。



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プロフィール

テッペン爺

Author:テッペン爺
昭和22年(1947年)
京都に生まれ、
芦屋に育ち、大阪を経て
現在は芦屋に在住。
身長178㎝ 体重75㎏
販促企画のプランナーとして
適度に活躍(?)して33年。
現在に至る。

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